2013/07/16

お店のBGMに「モンスター・チャンネル」の利用を開始しました

(店長)
当店は香水を販売しているだけでなく、香水や香り商品を開発しているため、どうしても法律に敏感になってしまいます。

その法律は「薬事法」。
日本の薬事法は欧米諸国よりも厳格で、それは消費者の安全を守ることに寄与していますが、時勢に合わない部分も多く含まれています。

食べるものや飲むもの、つまり「体内に入れるもの」は誰でも作り、人にあげたり販売できますが、こと香水を作るとなるとそうはいきません。
「化粧品」に分類される香水は「体外につけるもの」であるにも関わらず、「体内に入れるもの」よりも厳しい規制があるのです。

香水だけではなく、石鹸や忌避剤さえ、自由に製造して販売できないのです。
食品衛生法よりも化粧品に関わる薬事法の方が厳しいのではないかと邪推したくなり、どうしても矛盾を感じてしまいます。
規制緩和の波も、もっと化粧品分野に向かってくれればいい世の中になるのに、などと「外圧」に期待してみたくなります。

日々この薬事法を常に頭に入れておかなければならないので、いつの間にか「法律」に敏感な体質になってしまいました。
その敏感な部分で前から気になっていたのが、店内で流すBGMです。

今まではパソコンで米国のインターネットラジオにアクセスし、パソコンからケーブルをつないでミニコンポ経由で店内に音楽を流していました。
米国のラジオ番組を店内で流すことが、日本における音楽著作権を侵害するのかどうか、JASRAC(日本音楽著作権協会)の見解ははっきりしません。
ネットで調べても、違反する、しない、の両論が存在します。
ややこしいことに、このネットラジオの番組(ジャンル)の中から「J-POP」も選べるので、やはりまずいだろうとも思うし、だれかハッキリさせてくれ!と叫びたくなるのが、日本音楽著作権の管理実態なのです。

このあやふやな、グレーの部分を許容しながら営業を続けることがいいこなのかどうか。
その判断は人それぞれ異なると思いますし、まずいかもしれないけどJASRACに見つからなければいいんじゃないの、という人も。
しかし自分は性格上、とても落ち着きません。

かといって既存の有線放送を契約するほどの体力もなく(月額4千円~5千円前後)、一見安いと思えるJASRACとの契約も、いちいちCDを入れ替えながら再生するのは、ハッキリ言って現実的ではありません。

そこでこの際、この権利問題をきちんとして、堂々とBGMを流そうと決めました。
選んだのがインターネット有線放送「モンスター・チャンネル」

(再生ソフト)

他のサービスに比べて楽曲が一番豊富。
月額使用料の中にJASRACとの契約料も入っているため、個別にCDを流しても大丈夫なのです。
欲しい人には、JASRACが発行するステッカーももらえるので、店内に貼っておけばとやかく言われる心配もなさそう。

何も工事はいらないし、初期費用も不要で、必要な環境はインターネット接続とパソコンとスピーカーだけ。
月額¥1,980が高いかどうかは価値観次第ですね。
自分はこれで安心してBGMを流せるので、もやもやが解消しただけでも満足です。

店内でBGMを流す個人商店は多いですが、恐らく権利関係の手続きをしないままのところは多いはず。
一週間無料体験できますので、試してみてはいかがでしょう。
自分のところもスッキリさせたいとお考えの方は、ぜひお声をおかけください。
「モンスター・チャンネル」でユーザ登録時に紹介者を入力すると、1ヶ月無料になりますので(^o^)

ちなみにiPhoneアプリもあります(使ってませんが)。